スタッフブログ

2020.09.25

9月親の会の報告

 久しぶりに新しい方の参加がありました。

1歳のお子さんのお母さんです。

コロナ禍でステイホーム中、はじめての育児を夫婦二人でするものの、子どもと向き合う時間が次第に苦しいものになり、お母さんのこころがいっぱいになっていて、ときどき涙があふれる日々。

私がやらなきゃ!夫は仕事しているんだから、迷惑かけられない。おばあちゃんは年だし、頼りすぎてはいけない!

ときどき他の子どもさんたちを見かけると、あんなふうに座ってられないし、あんなふうにこっちを見てくれないなど、できないことが気になり、子どもがこうなったのは自分のせいではないかしらと、

先の見えないトンネルにいるみたいで、いつになったら抜けれるの?

参加者からは、まったく同じではなくても、似たような思いになったことがあるからお母さんの気持ちがとてもわかるという声があがり、しずかにお聞きしながら、それぞれの思いを語られました。

☆親の会担当 涌井 浩子(臨床心理士・公認心理師)より

育児が大変でつらい!と思っていいですよ。

ひとりで抱えないようにできたらいいですね。

だれかに話してみてはどうでしょうか?

◎次回の親の会は、11月21日(土)午後1時~3時30分 枇杷島本室にて 要予約 参加費4,000円 *オンライン参加可

2020.08.12

【重要】新型コロナウィルスの感染対策

あいち心理カウンセリングでは、これまでと同様、新型コロナウィルス感染防止策として以下の対応を継続します。

遠隔(Web、チャット、電話など)によるカウンセリングおよびグループワークを取り入れています。

また、状況に応じて、コロナウィルスの感染の疑いや濃厚接触の方にも同様に対応いたします。なお、感染された方には、主治医の指示のもと心理ケアを行います。 

来談される方に関しては、以下のような対応を行っています。

① カウンセリング室内は、換気や消毒を徹底し、「3つの密(密閉・密集・密接)」が重ならないように努めています。

  カウンセラーはマスク着用で対応しています。

② 来談される方には、手洗い・手指の消毒のご協力、咳やくしゃみのある方には、マスク着用をお願いたします。

  また、体温が37.5℃以上の方に関しましては、ご利用を控えていただきますようお願いたします。

上記の内容に関するご質問などは、「お問合せ」からメール、または電話にて受付けております。

ご理解とご協力のほど、よろしくお願いたします。

今後も、皆様と共にこの状況と暑い夏を乗り越えていけるよう、カウンセラーとしてできることを精一杯努めていきたいと思っております。

2020.07.23

30歳で命を絶った青年

 テレビに映る姿は、爽やかな笑顔で、落ち着いた態度と話し方をする好青年といった印象だった。

亡くなる前日まで、普段と変わらない様子で仕事の合間も共演者と明るく話をしていたと報道されている。

プライベートの時間、苦しいとき、押しつぶされそうになったとき、消えてしまいたいとき、彼はどのようにして過ごしていたのだろう。

素顔をみせられる人は、彼にはいなかったのだろうか?

だれもいないまま、あの世にいってしまった彼のことを想像すると、私はとてもさびしく、かなしい気持ちになる。

2020年7月23日 涌井浩子

2020.07.13

色と心理②

 『色の効果』の2回目として、色が私たちの心と関係していることについてお話します。

今回は、についてです。

 

色は、植物の緑、自然を感じさせる緑で、人に安心感や癒しを与えます。また、大地に芽吹く緑は、生命力と永遠性を象徴すると考えられています。たとえば、明るい緑色は、フレッシュさとこれから成長していくのをあらわしています。

虹の7色においては、色は中間に位置し、この色を選ぶ人は、協調性があり、人の相談を受けやすい、優しい人柄ですが、一方で、優柔不断で、自分の考えをもちにくく、八方美人と思われるかもしれません。また、は安定の色であり、を選んだ人は自分が保守的であることに退屈さをおぼえ、自由で情熱的である人をうらやましいと思いやすいです。恋愛においては、安心できる、家庭的な人を探しているのですが、心惹かれるのは、その反対の色の人、つまり色の人であると考えられます。(*色は次回③で説明します♪)ほかに、の人は、自分にとって重要ではないことは人にお任せするのですが、大事なことにおいては、自分のやり方で思うようにしたいという頑固な部分もみられそうです。

色についてです。色は太陽の光に通じる光の暖かさをあらわします。『幸せの黄色のハンカチ』という名作映画のタイトルにあったように、幸せを象徴する色ともいわれています。色を選ぶ人は、知的好奇心旺盛で、子どものような無邪気さを持ち、活動的で、周りをにぎやかにする人柄です。また、人から注目されるのが好きで、言い換えると、子どものように「わたしを見て」「かまわれたい」という寂しさやあまえたい気持ちのあらわれかもしれません。ほかに、色は最も明るく照らす色と考えられており、照らされた表と、影になった裏の2つの面が一枚のコインの表と裏のように一体であるとすれば、色の人はポジティブ思考であるときと、ネガティブに陥った時の落差が激しく、不安や恐怖を抱きやすいかもしれません。芸術家であるゴッホは色を使った作品『ひまわり』など数々残しています。

 

*写真提供 ぬくもりの布 フェリダ https://feli-da.com/

新型コロナウィルスや大雨に気がおけない日が続いていますが、みなさんが少しでも気持ちが穏やかにすごせるのを願っています。

また、感染された方とそのご家族や被害にみまわれた方におきましては、わずかながらですが、ご一報くだされば、手作りマスクを送らせていただきます。一つずつ手作業で作っていますので、一度に多くの数のご用意はできかねますが、1家族分であれば、できるだけ早くにお届けできるよう努めます。

2020年7月15日 涌井浩子

2020.06.02

色と心理①

 お気に入りの色や、つい選んでしまう色ってありませんか?

今日はこっちの色のほうがいい!など、その時の気分によっても色の好みは違うかと思います。

色は人の心に影響を与え、また、色から人の心の状態を理解する手がかりになるなど、これらについて色彩心理学は研究されています。

たとえば、下の2枚の写真AとBのうち、どちらが好きですか? どちらにこころ惹かれますか?と質問されたら、AとBのどちらを答えるでしょうか?深く考えずに直観で選んでみてください。

  A.        B. 

  *写真提供 フェリダ https://feli-da.com/             

Aはピンク系です。ピンクの色は、女性性や母性を象徴する色で、愛情深く、包容力があり、安心感を与える効果があると考えられています。この色が気になる人は、親切で世話好きだったりするのですが、無条件の愛というのは難しくもあり、愛されたい、誰かとつながっていたいという依存心が、深層心理では隠されているのかもしれません。なので、傷つきやすかったりもします。この色のテーマは、“自己受容”です。好きな自分も嫌いな自分も、ありのままの自分として否定しないで受け入れることを示します。

Bはブルー系。青色は、喉(のど)を象徴する色で、言いたいことがあっても黙っていたり、自分の感情を表せないでいる人が多いと考えられています。まじめで我慢しやすくストレスをため込みやすいかもしれません。争いごとが苦手で、平和的、冷静で落ち着いた雰囲気です。また、青色は海や空、宇宙を表す色でもあり、広い世界で自由に生きるというイメージがあります。自分の内面を探求したり、空想や想像をしたりして、自分の世界で楽しめる人かもしれません。

いかがでしたでしょうか。あなたが思う色は、自分がひたっていたいと感じている“心の色”なのかもしれません。

 マスクをするなら、どんな色を選びますか? 

*マスクはフェリダさんの生地で作ってます。

◎次回の『色と心理』は、他の色についてです。

皆さんの健康を祈って…。

涌井 浩子